ジーネックス株式会社
第三者割当増資による資金調達を実施

ジーネックス株式会社
2021年1月29日

報道関係者各位

ジーネックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:八木 研・飯田 敦、以下「ジーネックス」、または「当社」)は、マネックスグループ株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社⾧CEO:松本 大、以下「マネックスグループ」)の支援によって設立され、現在はマネックスグループの関係会社となっています。この度、当社は第三者割当増資による資金調達を実施し、新たに科研製薬株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社⾧:堀内 裕之、以下「科研製薬」)を株主に迎え、全ゲノム情報に代表されるヘルスケアデータ集積を加速し、既存の枠組みにとらわれない形でヘルスケア業界の発展に貢献していく事業を本格的に推進することになりましたのでお知らせいたします。

GENEX

事業について

ジーネックスは、ブロックチェーンを活用したヘルスケア関連データプラットフォームを構築いたします。当該データプラットフォームには、全ゲノム情報を含むヘルスケア関連のビッグデータ※1を集積することができ、高付加価値化されたヘルスケア関連データが創薬開発やヘルスケア関連サービスに活用することで※2、人々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上するサステイナブルな健康社会の創造に貢献いたします。また、当社は本事業により得られた対価を、データ提供者に還元するエコシステムの実現化を目指します※3。当該エコシステムが機能することにより、将来的には創薬開発が困難な難病領域等にも対象を広げ、国や自治体に頼るだけでなく、患者自身がプラットフォームに参加して創薬開発を推進し、同時に患者自身のデータを価値化できる自助的なシステムが産み出されることが期待されます。このエコシステムが広く発展することにより、患者に限らず健康な人々のヘルスケアデータの価値を高めていきます。

1:データ取得時には、データ提供者の同意を取得いたします。
2:個人情報保護法や関連する指針・ガイドラインを遵守した上で実施いたします。
3:金銭による対価は想定しておりません。

背景・目的

これまでジーネックスは、同プラットフォームを幅広く医療・ヘルスケア領域へ展開することを目指し、同プラットフォームに参画する事業会社や研究機関と提携するための協議を重ねてきました。

今回、当社が科研製薬を株主に迎えたことにより、既存株主である株式会社スギ薬局(スギホールディングス株式会社100%子会社、本社:愛知県大府市、代表取締役社⾧:杉浦 克典、以下「スギ薬局」)、マネックスグループを併せて東証一部上場企業3社が当社の株主となりました。今後は、スギ薬局と科研製薬、ブロックチェーン技術に関する知見を有するマネックスグループ、各社がそれぞれの強みを活かし、当社の事業を推進してまいります。

ジーネックスは、ビジョンに医療・ヘルスケア領域の発展と健康社会の実現へ貢献すること を掲げていますが、当該事業についてESGを考慮した事業へと発展させてまいります。ESG 活動をかねて推進してきたマネックスグループとのシナジー効果により、当社の企業価値を高めてゆき、社会に貢献していく所存です。加えて、当社はマネックスグループが有するブロックチェーンに関する技術・知見を積極的に取り入れ、同プラットフォームにおけるセキュリティやプライバシー、イノベーション技術の強化に取り組んでまいります。

ジーネックスについて

当社は、ゲノム検査サービスを通じて、データに基づく健康管理の質向上を目的に2019年8月に設立されたマネックスグループ株式会社、株式会社タウンズ、株式会社スギ薬局、科研製薬株式会社等を主要株主とするベンチャー企業です。全ゲノムおよび全エクソーム検査ができる国内唯一の民間企業として一般消費者向けにゲノム検査サービスを提供するほか、希少疾患領域における共同研究事業として指定難病であるミトコンドリア病の病態解明や診断・治療法開発等を目指す埼玉医科大学、千葉県こども病院、順天堂大学との多機関共同研究に参画するとともに、全ゲノム情報の取得・管理に関する代行業務やコンサルティングも実施しています。

※2024年4月1日現在(当社調べ)

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