ジーネックス独自の知見とノウハウにより、

持続可能な
ゲノム検査サービス運営を
サポートします。

< ゲノム検査に関する
3大悩み >

  • 研究申請等
    各種手続き
  • 膨大な
    データ管理
    コスト
  • 解析レポート
    効率化

民間企業で唯一、全ゲノム検査、エクソーム検査を一般消費者向けに
提供してきた経験からゲノム検査導入に伴う課題解決に最適なサービスをご提案

こんなお悩みはありませんか?

病院や診療所をはじめ、さまざまなニーズに
柔軟に対応できるソリューションをご用意しています

メニュー 製品名 内容 対象
ゲノム検査受託サービス スタンダード 全ゲノム検査(ショートリード)
  • ・病院
  • ・診療所
  • ・健診機関
  • ・研究機関
  • ・民間企業
エントリー エクソーム検査
疾患別パネル検査用
解析ソフトウェア(オンプレミス型)
ディテクター ライセンス提供 ・大学病院 他

ゲノム検査受託サービス

注)当社では原則、受検者から直接同意を得ることで、ゲノムデータの利活用促進を図っています。(サービス概要:例1を参照)

疾患特異的な遺伝子変異を高い精度で調べることができます。
ゲノム検査を通して、受検者が自身の疾患リスクを知ることで、予防や健康管理に役立てられるだけでなく、疾患の診断や経過観察の方法、治療法の選択などにも活用できます。

検査内容(スタンダードの場合)

基本項目

全ゲノム配列取得、結果レポート作成

解析項目
項目 レポート内容
ALL
(②〜⑥を含む)
検出された全ての変異と関係する遺伝性疾患
(対象遺伝子数:約2万個)
アクショナブルALL
(=③+④+⑤)
がんパネル検査の二次的所見として開示が推奨されている
医療対応可能なものとミトコンドリア糖尿病に関するもの
アクショナブル
がん
HBOC、リンチ症候群などの遺伝性がん
(BRCA1, BRCA2, MLH1, MSH2, MSH6など)(※1)
アクショナブルALL
家族性心血管疾患
マルファン症候群、QT延長症候群、
家族性肥大型心筋症など(※2)
アクショナブルALL
家族性糖尿病
家族性若年糖尿病のうち原因遺伝子が判明しているもの、および
ミトコンドリア糖尿病に関連するもの(HNF1A, ミトコンドリアDNA変異など)
カスタム ご指定の遺伝性疾患

<備考>

  • 価格は全ゲノム検査の内容が決まり次第、設定させていただきます。
  • 検査いただく診療科(消化器内科、眼科、脳神経内科など)に合わせて、お伝えする対象疾患をカスタマイズすることができます(有償)。
  • 対象遺伝子数は最新の研究成果に基づくため、レポート対象となる遺伝子や疾患名が追加されることにより、変更されることがあります。
  • 最新の研究成果により変異の評価は変わり得るため、一度取得した全ゲノム配列であっても報告される結果が増減または変化することがあります。
    ご希望に応じてレポートデータの更新を承ることができます(有償)。

※1:アクショナブルがんに含まれる疾患の例
遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)、リンチ症候群、腺腫様大腸ポリポーシス(FAP)、多発性内分泌腫瘍症(MEN)、網膜芽細胞腫(RB)、PTEN過誤腫症候群(PHTS)、若年性ポリポーシス症候群(JPS)、ポイツ・ジェガース症候群、リー・フラウメニ症候群、フォンヒッペル・リンダウ病、神経線維腫症(NF)、遺伝性びまん性胃がん(HDGC)、遺伝性乳頭状腎細胞がん(HPRC)、バート・ホッグ・デューベ症候群、結節性硬化症、FH腫瘍易罹患性症候群、BAP1腫瘍素因症候群、MUTYH関連ポリポーシス(MAP)、ポリメラーゼ校正関連ポリポーシス(PPAP)、遺伝性褐色細胞腫・パラガングリオーマ症候群(HPPS)、ウィルムス腫瘍

※2:アクショナブル家族性心血管疾患に含まれる疾患の例
マルファン症候群、ロイス・ディーツ症候群、QT延長症候群、ブルガダ症候群、エーラス・ダンロス症候群、家族性肥大型心筋症、家族性胸部大動脈瘤・解離(FTAAD)、カテコラミン誘発性多形性心室頻拍(CPVT)

<ジーネックス全ゲノム検査の詳細について>

  • 使用している次世代シーケンサー: NovaSeq 6000、またはX Plus(イルミナ社)
  • シーケンス実施施設:国内外のシーケンス受託会社(日本、韓国、シンガポール、米国)
  • 取得しているデータ容量: 90Gb相当
  • 参照しているデータベース等:
    ClinVar, ClinGen, Mitomap, jMorp, TogoVar, The UNMET score, NCBI Gene, HGNC,
    Mondo Disease Ontology, Nanbyo Disease Ontology, Clinical Genomic Database, The Gene Curation
    Coalition, Human Phenotype Ontology, Orphanet
    など

サービス概要(参考例)

1. 受検者が直接ジーネックスから購入する場合
2. 医療機関や健診機関からジーネックスに依頼する場合
3. 提携企業等からジーネックスに依頼する場合

FAQ

この全ゲノム検査だけで疾病の診断ができますか?
いいえ、できません。本検査結果は、各医療機関で臨床検査などの検査実施の判断や診断を行う補助としてご利用いただくことを推奨しています。
保険診療の対象になりますか?
いいえ。保険診療の対象ではありません。
検査は一度限りになりますか?
全ゲノム配列は一度読み取ると基本的に生涯不変です。
しかし、新しい研究成果が報告されるなど、参照しているデータベースは逐次更新されます。
このため、レポート内容を1年に1回など定期的に更新していただくことを推奨しています(有償)。
対症療法や治療法がない遺伝性疾患についてもわかりますか?
はい、わかります。医療機関のご要望により医師の診療科(消化器内科、眼科、脳神経内科など)に合わせて
お伝えする対象疾患をカスタマイズさせていただくことが可能です(有償)。詳細についてはお問い合わせください。
受検者に請求する検査料金はどのように決めれば良いですか?
全ゲノム配列の取得は基本料金に含まれます。基本料金に加えて、受検者が希望するレポート内容に合わせて
検査内容を決めてください。当社検査費用に各医療機関で必要な費用を加算いただき、受検者へ請求いただく形となります。
ジーネックス社が販売しているDTC(消費者向け)ゲノム検査との違いは何ですか?
主に下記2点が異なります

  • ・DTCゲノム検査では唾液を採取しますが、医療機関では精度が高いデータを取得できる血液を採取して検査を行います。唾液の場合、採取しづらい方がいることや、口腔内の細菌等のデータも一部含まれてしまうことなどから、データ量がやや少なくなってしまったり、データの質に影響することがあります。
  • ・DTCゲノム検査の場合は、病歴・家族歴や症状などの医療情報を得ていないため、取得したゲノム配列のみを使って、疾病と関わる変異を提示することに留まります。
全ゲノム検査で得られたデータの帰属先はどうなりますか?
データは所有権の対象ではないとしています。
<参照>
データの利用権限に関する契約ガイドライン、IoT 推進コンソーシアム&経済産業省、平成 29年5月ver1.0
本検査は他の遺伝学的検査と同様に、医師がジーネックス社に発注する検査になりますか?
受検者とジーネックス社との契約に基づく検査としていただくことを推奨しています。そのため、検査前に検査結果を医師に提供することについて受検者から同意を取得いたします。主な理由としては下記を参照してください。

  • ・受検者が全ゲノム配列をご自身のPHR(パーソナルヘルスレコード)として記録・管理できるようにするため
  • ・受検者の同意のもとで全ゲノム情報を創薬開発等に利活用するため
  • ・医療機関においてデータ容量が大きい全ゲノム配列を管理する負担を軽減するため

価格はゲノム検査の内容に応じて変動します。
詳しくは、下記お問い合わせよりご連絡ください。

疾患別パネル検査用
解析ソフトウェア

ジーネックスの解析ソフトウェアは、次世代シーケンサーが生成した膨大なデータの中から、大学等が指定する基準を満たす検出候補バリアントを抽出し、検査結果レポートのドラフトを作成します。レポートのドラフトは大学等にて医師の確認を経て正式な検査結果へと加工され、受検者に通知されます。

※参考イメージ

疾患別 遺伝子パネルシーケンスの流れ

<主な機能>

①バリアントデータの読み込み
次世代シーケンサーおよび付随する解析パイプラインから生成されたVariant call Format (VCF)ファイルを読み込む。
②パネル検査用参照データの読み込み
パネル検査で検出対象とする特定の病的バリアント等を含むタブ区切リテキスト(TSV)ファイルまたはVariant call Format (VCF)ファイルを読み込む。
③データ解析
読み込んだバリアントデータと参照データを比較できるように、座標変換やバリアント表記変換等の処理を行った後、読み込んだバリアントデータの中から検出候補バリアントを特定する。
④パネル検査結果データの出力
データ解析の結果、検出候補として特定されたバリアントについて、そのバリアントに関するデータを整理して表示あるいは出力する。

※データ読み込み基準やデータ解析内容、レポートテンプレートファイルのカスタマイズが可能。

対象疾患

保険収載有無に関わらず遺伝性疾患すべてが対象

提供形態

オンプレミス型

提供料金
初期費用: 50万円〜(税別)
※対象バリアント数に応じて変動。疾患別カスタマイズ費用を含む。
基本利用料: 120万円〜(税別)/1ライセンス・1年間
※医療機関を対象としているため、一般企業の場合はお問い合せください。
契約期間: 1年間
データ更新: 20万円〜(税別)/回
※参照リファレンスおよび更新バリアントの数量に応じて変動。
提供実績

順天堂大学 ミトコンドリア病遺伝子パネル検査(2023年12月〜)
そのほか複数案件進行中

順天堂大学大学院医学研究科 難病の診断と治療研究センター
岡﨑康司教授・センター長のコメント

「研究成果を医療実装するに当たり、解析とレポーティングの効率化は避けて通れない課題でした。ジーネックスの技術的支援で、研究・医療の人的資源をより集中すべきところに集中させることができます。このミトコンドリア病の事例をモデルとして、今後も共に難病克服エコシステムを構築していけると期待しています。」

お申し込みやご質問等は、下記お問い合わせよりご連絡ください。